4/23蠍座満月と浄化

今朝8時48分、蠍座で満月を迎えました。

ホロスコープで見ると、現在太陽は牡牛座にいて、ちょうど180度の真反対の蠍座に月がいました。

月の満ち欠けは人間の心身に影響を与えると言われていますが、何かお感じになられた方はいらっしゃるでしょうか?
私は満月前にネガティブになることが多い気がします。
なんとなくやる気が起きなかったり、怒りっぽくなったりで、自分の中に「毒」が溜まっているような気分になります。
それもそのはず、満月というのは、エネルギー(ポジティブなエネルギーもネガティブなエネルギーも)が満ちた状態なんだそうです。そして、満月から新月に向かって徐々に手放していくサイクルに入るのだそうです。

私の中にあるように感じる「毒」は、自分の潜在意識にあったドロドロしたものが表層意識に上がってきたもので、「毒」の正体は過去に消化できなかった怒り・悲しみ・恨み・憎しみなどの感情とそれにまつわる辛い記憶なんじゃないかなー、と思っています。
奥深くにある時はどうしようもできないけれど、表面に浮かんできた時は浄化できるタイミングなのかもしれない、と思っています。

 

この夜、父の夢を見ました。
うちの父は、仕事人間でお給料はきっちり家に入れてくれるけれど、家事・育児は全て母任せ、アルコール依存気味で外で人間関係のトラブルを起こしがちなタイプでした。私は母から父の愚痴を聞かされて育ちました。今は実家と距離を置けているのでそこまで悩みの種ではありませんが、今も正直苦手です。
夢の内容はハッキリしないものの、目が覚めてから眠れず、子ども時代の両親のことを考えていました。
うちの両親は、お互いに自分が相手に「してやっている」という感覚を持ってそうだったなーとか、つまらないことで頻繁にパワーゲームが繰り広げられていたなーとか、そういった風景を延々と思い出してました。
ぐるぐると考えているうちに、そんな両親のもとで育った子どもの頃の自分に思いが向いていきました。
「あの家では、いつも親の顔色が気になってて安心できなかったな。しんどかったな。。」
そんなことを思っていると涙がこぼれました。そうしたら、少し気持ちがラクになったような気がしました。

「辛かったね」って自分に寄り添って、そして涙とともに洗い流す
そんな「浄化」の作業ができたように思います。

もちろん、今回のような作業だけで、幼少期に負った心の傷が簡単に癒やされるとは思いません。

しかし、こういった小さなことの積み重ねで傷は癒えていくと信じています。



満月の力をかりて、少しだけインナーチャイルドの癒しをすすめることができた話を書いてみました。

読んでくださった方、ありがとうございます。

※痛くて今は向き合えない過去の傷という場合もあると思います。
その場合は、浮上してきた痛みの存在をただ認めてあげるだけでも意味があると思います。どうぞ、無理なさらず。